Benelux and Paris
学生時代、2ヶ月にわたってベルギーに滞在中、ルクセンブルグとオランダ(アムステルダム)にも足を運びました。
みなさんは Benelux をご存知ですか?
Belgium(ベルギー)、the Netherlands(オランダ)、 Luxembourg(ルクセンブルグ)の3か国をひとつの集団とみなした名称です。それぞれの国が小さく、文化的にも似ているので、経済的協力をしています。
まず、ルクセンブルグ。
国土は、神奈川県より少し大きい程度です。公用語はドイツ語、フランス語、ルクセンブルグ語。ルクセンブルグ語は、ドイツ語のなまりと言われています。
ドライブしてルクセンブルグに入国しました。パスポートのチェックはありません。ベルギーで聞き慣れた Flemish(オランダ語のなまり)はもはや聞こえず、カクカク固い感じの言葉が話されていました。ルクセンブルグ語です。
驚いたのは、ベルギーのお金がそのまま使えたこと! まだユーロは導入されていない時代です。
また、この川を越えるとドイツだというから、歩いてドイツのカフェへ行きました。10歳の男の子はビールを注文(そしてコーラ割り)。子どもが公にビールを注文できる文化には呆気にとられました。
当時、ルクセンブルグが経済的に、世界最高水準の豊かさを誇っていることを知りませんでしたが、数泊の滞在中、全体的に生活の様子(住宅や車など)がベルギーより豪華な感じを受けたのに間違いありません(ベルギーも十分、先進国です)。
次に、アムステルダム(オランダ)。
こちらもブブーンと車で入国しました。パスポートの提示はありません。目指すはアンネ・フランクの家です。アンネのことは小学生の時に知り、いつか訪れたいと願っていたのです。
世界から訪問者の集まる観光スポットなら騒々しくなるのが当然ですが、ここは違います。入館するのに数時間待ちという混み具合でありながら、館内は静寂そのものでした。みんな、同じ気持ちだったのではないでしょうか。
ボートツアーにも参加し、町の景観を楽しみました。ただ実際の街はゴミだらけで、幻滅です。ベルギー人いわく、アムステルダムのゴミ事情はひどいそうです。今は変わっているかな?
「大麻カフェがほとんどだから」とベルギー人によるカフェ選びもとても慎重でした。隣国であっても、生活事情が微妙に違うのですね。
実は、パリにも3泊4日で足を運び、有名どころを訪問しました(15~20か所)。けれど、大都市の規模(広さ、観光スポットの数、観光客数)に疲れ果て、あまり良い印象がありません。
唯一のさわやかな思い出は、広々としたシャンゼリゼを歩きながら、レストランを選んだことです。「大通り」では、大勢の観光客がいても少なく感じました。
入ったレストランでは、パン皿無し。テーブルクロスの上に直接パンが置かれました。ホストマザーいわく、「これがパリ式、正式な食べ方なのよ」
へえ、知らなかった(-_-;) 当時、わたしは18歳です。
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