Smoking はダメ?

日本で「煙草」と言えば、箱に入っていて、紙できれいに巻かれたフィルター付きのものを思い浮かべるのではないかと思います。


わたしの知る限り、ニュージーランドでそんな煙草を吸っている人はあまりいません(わたしの知る人たちがアウトロー的なのかもしれませんが (;^_^A))。NZ の多くの人は、煙草の葉っぱ、紙、フィルターを別々に買います。煙草をそのまま味わいたいなら、フィルターを使いません。


そして、そんな買い物をするには別の目的があります。マリファナです。だから smoking と聞けば、わたしはまず、マリファナをイメージします。


さまざまな制限や条件があるものの、世界的に医療大麻の合法化が進んでいます。西洋だけ見ても、アメリカの半数以上の州、カナダ、ヨーロッパの国々で合法になっています。中でもオーストラリア(2016年に合法化)は、世界一の医療大麻の供給・輸出国を目指しているそうです(2018年1月4日 The Guardian )。


1月末、ニュージーランドで医療大麻の法案の採決がありました。国民の8割が支持している中、議員投票73:47で否決されました(2018年1月31日 stuff )。stuff 内のビデオ(一つ目)を見てください。若い女性議員 Chloe Swarbrick(23歳)が法案をリードしました。


「末期症状で苦しむの病人のために、周りの者が刑罰のリスクを冒して、マリファナを高額で入手しなければならない現状を打破する」のが、ひとつの大きな目的でした。


そして、37歳の 女性首相 Jacinda Ardern(6月出産予定)も支持者で、討論の対象になったことは大きな進歩だと言っています(2018年1月30日 tvnz )。


わたしは、マリファナが肉体的・精神的苦痛を和らげ、人の心を安らかにするのを目の当たりにしています。驚くほど穏やか、平和になります。ささやかな笑顔が戻ってきます。

ただし、良い効果を得るには上手に賢く吸う必要があります。医学的指導の下、この自然の産物を活用できたらいいなと願っています。


わたし自身は吸っていません(眠りを超えて、意識不明になると思ったので)。ただ、漂ってくる香りは楽しんでいました。色んなお香、アロマが売られていますが、わたしはマリファナの香りが一番好きです!


映像翻訳者 mizuki

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