夢中になると

わたしは Lenny Kravitz のことをほとんど知りませんが、"Circus"というアルバムだけは持っています。曲の並びが良いのか、11曲を一気に聴きたくなります。一番好きなのは "Tunnel Vision" です。


こちら、1998年のライブ映像です。ベースが魅力的。こういう太い音、深くて大きな安定感が大好きです。

ドラマーは、Cindy Blackmanという女性なんですよね~ 

ある日、Cindy が Lenny に電話したところ、その場で「ドラムを叩いてくれ」と言われたそうです。電話越しにドラムを聴いた Lenny は、彼女のドラムに惚れ込み、「すぐに LA に来て欲しい」と依頼しました。

NY にいた Cindy は LA へ飛び、そのまま2週間かけて "Are You Gonna Go My Way" を収録したとか。それから18年間、Lenny バンドのドラマーとなったらしいです。


"Tunnel Vision" の CD バージョンです。こっちでは、ギターがいい!

[Chorus]

I got that tunnel vision going through my head

I can't help myself all I see is red

Tunnel vision going through my head

Lay me down inside your flying bed


"tunnel vision" とは「視野が狭い」ことを意味します。


彼女に夢中だから「視野が狭くなって、見えるものはすべて真っ赤だ」と言うわけですが、そんな自覚があるなら、かなり冷静で内省的に思います。

けれど、Ciindy のドラムに夢中になった様子には、Lenny の性質が現れているのかもしれません。きっと一途だから、He's got tunnel vision なのじゃないかな?




映像翻訳者 mizuki

ネイティブも読みやすい! 英語字幕をお届けします Translation and Subtitling Made Easy ことばの力 あなたと世界の心をつなぐ