Belgium

わたしは学生時代、アルバイトでお金を貯めて、海外に行くようにしていました。最初の旅ではベルギーを中心に、ヨーロッパで過ごしました(2ヶ月)。


ベルギーの公用語は3つ(フランス語、オランダ語、ドイツ語)です。主なのはフランス語とオランダ語です。北部の Flemish 地方(フランドル)では Flemish(オランダ語のなまり)を、南部の Wallonia 地方(ワロン)では French(フランス語)を話します。


● 初めての飛行機は、ルフトハンザ航空でした。

ドイツのフランクフルトに到着です。空港では、銃を手にしたガードとシェパードの数に圧倒されました。さすが German Shepherds 発祥の国です。1泊してベルギーへ飛びました。


● 最初の2週間は、国際キャンプでした。

40か国からティーネージャーがそろった賑やかなキャンプでした。印象的だったのは、北欧人がジャイアントなことです。ノルウェー、フィンランド、スウェーデンの男の子たちは、214cm、211cm、207cmという身長でした。続いて(南に下がって)、デンマーク人が197cmでした。


● サマータイムの影響力が大きい。

夏時間の使い方が徹底していました。例えば、キャンプ中のハイキングです。開始は夜の10時半だったと思います。夜中2時ごろ満天の星空を見ながら、みんなで丘の頂を歩いていました。


週末に友人や知人を招くような夕食も、集合するのは9時ごろです。それからワインとおつまみでアペタイザーが始まって、11時ごろテーブルに着きます。


深夜1時ごろ食事が終わり、車に乗ってボーリングや映画館、ダンスパーティへ……飲酒運転は問題ありません。


● 水も紅茶も炭酸です。

カフェでもレストランでも出てくる水は炭酸水! それなら紅茶にしよう。でもまた炭酸! よし、缶のでいいや。これまた炭酸!


● ビールの種類が半端ありません。

調べてみたら、ベルギービールの種類は1600近くあるそうです。わたしは基本的にお酒が飲めないのですが、ベルギーで心からおいしいと思ったビールがありました。それは Snow White(白雪姫)という白ビールです。一生忘れません!


● 町中の人が、親戚、友人、知人らしい。

Flemish 地方(フランドル)ではアントワープ、Wallonia 地方(ワロン)ではナミュールでホームステイしましたが、行く先々の人々(パン屋さん、電気屋さん、バスの運転手さん、スーパーのレジの人……)がホストファミリーの親戚、友人、知人でした。


この国は四国より少し大きいくらいで、人口も少ないです。だから1つの町では、みんながプライベートで繋がっているようでした。


● 誰とでも、頬でキスします。

この挨拶は、北部、南部を問いません。近しい人(家族、親戚、仲の良い友人)とは、頬をつけてグッと1回キスします。少し距離のある人(単なる知人、初めて会った人)とは、頬に軽く3回キス(右左右)します。


唯一キスが成立しないのは、初めて会った男性同士です。彼らは握手かハグをします。それ以外は、初めてであろうと異性であろうと、無関係にキスです!


最初は仰天しました。特にわたしは紹介される立場だったので、3人いても5人いても、それぞれ3回ずつキスしなくてはなりません。時間がかかります。


2回目に会うと、キスを1回にしてくださる方が多かったです。楽ちん! 人間は環境に馴染みますね。



映像翻訳者 mizuki

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