We Learn from Mistakes
【第8作(28分)】
この映画は、2015年釜山国際短編映画祭で正式上映されました。
わたしが字幕をつけている自主映画のほとんどは、監督が脚本を書くオリジナル作品です。けれど、これには原作がありました。1950年代の文豪の短編小説です。映画では、メイン・キャスト2人の年齢設定が変わっていました。
さて字幕翻訳を始めると、何か違うと感じる節がありました。けれど気にせず、そのまま第一稿を提出。そのあと、字幕が組み込まれた映像を見てやっと、字幕が映像の左右に飛び出していることに気づきました。
映画、テレビ、動画など映像には「横縦比」を表す「アスペクト比 (Aspect Ratio) 」があります。わたしがそれまでお引き受けしてきた映画は、全て「16:9」でした。今のテレビや You Tube などの横縦比です。けれど、この映画の Aspect Ratio は「4:3」だったのです。昔のアナログテレビをイメージしていただければと思います。
字幕には1行の表示字数があり、映像の横幅によって決まります。「映像の左右に飛び出す字幕」はあり得ないですよね。それに気づかず、わたしは「16:9」の感覚で英語字幕を用意していました。深く反省……
「失敗は成功のもと」
実はわたしは、この言い回しが好きではありません。わたしが目指しているのは「成功」でなく「成長」だからです。「失敗は成長の糧」としたいです。
We learn from mistakes and move ahead.
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